犬はキャットフードが好き?与えるとどうなるのか
異種飼育を行っている家庭が増加し、犬と猫が一緒に生活しているというシチュエーションも珍しくなくなってきました。
そんな時に起こる問題点といえば、犬が猫用キャットフードを食べたがるということです。犬とキャットフードの関係性について見ていきましょう。
犬はキャットフードが大好き?
近年、犬と猫など、違う種の動物を一緒に飼育する異種飼育が増加し、SNSなどに投稿された仲睦まじい様子が、世の動物好きをほっこりさせています。
そんな中、種が違うからこそ起こる困ったこともあるのです。それが、犬が猫用キャットフードを食べてしまうこと。どうやら、犬は猫用キャットフードが大好きのようです。
「キャットフード~犬にとってのジャンクフード」(BIGLOBEニュースより)
キャットフードはドッグフードよりも匂いが強く、また嗜好性が高いため、食べてしまう愛犬が多いそうなんです。
ですが、犬と猫とでは必要な栄養素が違い、犬にとって必要な栄養素を摂取することができず、犬がキャットフードを食べることはあまりいいことではないと言われています。
犬と猫に必要な栄養素の違い
ドッグフードとキャットフードにはこのような違いがあります。
- タンパク質の量
- 脂質の量
- 味付けの濃さ
キャットフードの方がタンパク質の量、そして脂質の量ともに多く、また嗜好性の高い味付け好む猫に合わせ、濃い味つけになっています。
犬にキャットフードを与え続けると
愛犬が愛猫のキャットフードを間違えて食べてしまったというくらいなら、なんら健康に問題はないと考えられます。
ですが、同じ肉食動物、同じ食事でいいだろうと与え続けてしまった場合、愛犬に健康に悪影響です。
- ビタミンやミネラル不足
- 高脂肪高タンパクで肥満になる
- 内臓機能の低下により膵炎などの病気の危険性
- 濃い味付けのため腎臓に負担
その逆で、猫がドッグフードを食べ続けると、ビタミンAやタウリン、アラキドン酸など猫に必要な栄養素が不足し、健康を害する恐れがあります。犬には犬用、猫には猫用のフードを与えることが一番です。
愛犬がキャットフードを食べてしまうことがないよう、キャットフードをフードボウルにいれっぱなしにしたり、愛犬の手の届くところに保管するのは避けるようにしましょう。
まとめ
犬と猫など、異種動物を一緒に飼育する家庭が増え、食事の管理はさらに重要になりました。犬にとって味付けや匂いの強いキャットフードは中毒性があり、食べてしまうことがあります。
ですが、犬にとってキャットフードは適した食事とは言えません。できるだけ間違えて食べることがないよう、しっかりと管理しましょう。