犬を怖がってはいけない！？犬を怖がる人は噛みつかれやすいという研究結果
愛犬家がいる一方で、犬がどうしても苦手だという人もいます。
犬のことが怖いと思っている人ほど、犬とのトラブルに巻き込まれやすいという、気になる研究結果があるそうなんです。どのようなものなのでしょうか。
犬を怖がると噛みつかれるリスクアップ？
犬は昔から、人間の良きパートナーとしてともに生活してきました。愛犬も多く、その多くは家族の一員として愛されています。
ですがその一方で、犬のことがどうしても苦手、嫌いではないが怖いなど、犬とうまく付き合えないという人もいます。
実は、犬を怖がっている人ほど犬に噛みつかれる可能性が高いという研究結果が発表されたそうなんです。
「犬を怖がっている人ほど犬は噛み付くと判明」（GIZMODOより）
これは、BMJジャーナルに発表された調査で、調査にあたったのは、イギリスはリヴァプール大学の研究者たちです。
- 性格診断テストと、これまでに犬に噛まれたことがあるかどうか、その後治療を受けたか、
- その犬に面識はあったかなどの質問事項を1,200世帯に郵送
- 返送は600人
- 犬にかまれた経験がある人は全体の4分の1弱
- 噛まれた回数（計301回）のうち病院で手当てを受けた人は3分の1
- 男性は犬に噛まれたという報告を女性よりも2倍
- 犬を飼っている人は3倍
- 55%の人がこれまでに会ったことのない犬に噛まれている
このような研究結果の中で、注目したいのが、感情が不安定だったり心配が多い人はより犬に噛まれているということです。
感情的に一番安定しているレベルを7、一番不安定なレベルを1とすると、レベルが一つ下がるごとに犬に噛まれるリスクが33%上昇することが分かったそうです。
子供のころの経験がトラウマに？
リバプール大学のCarri Westgarth氏によると、アメリカでも調査も同じような結果が出ているそうです。
犬を怖がっている人の多くは、子供のころに、犬に噛まれた経験があるそうで、子供のころのトラウマは、大人になっても払しょくすることは難しいようです。
噛みつき癖のある犬をきちんとしつけるとか、犬がストレスを感じている際のサインを見逃さないなど、対策を取ることも必要です。
まとめ
イギリスの研究チームが、犬を怖がっている人ほど犬に噛みつかれやすいという研究結果を発表しました。
犬を怖がっている人の多くは、子供のころに1回以上噛みつかれた経験があるそうで、子供のころの思い出はなかなか消えることはないようです。
犬が出すサインを見逃さないようにすることで、リスク回避しましょう。
