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ドッグフードも塩分控えめがいい?犬の塩分適正値と市販ドッグフードの現状

よく耳にするのは犬にとって塩分は必要ないという意見です。
本当にそうなんでしょうか?

もし必要であるとすればどれくらい摂取するとよいと思われますか?
市販されているドッグフードに塩分はどの程度含まれているのかも気になるところです・・・。

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犬に塩分は必要?

人が生きてゆくには塩分は必須と言われます。塩に含まれるナトリウムは体内の細胞外液や血液量をコントロールしたり、酸とアルカリのバランスを保つ役割があります。不足すると下痢や嘔吐で立てなかったり、落ち着きがなくなったり、衰弱してしまうこともあります。実は犬も細胞外の体液のナトリウムの濃度は人間と同じなのです。

それで、犬にもナトリウムが必要です。塩分が不足すると、自分の足の裏や土をなめたりするようになります。また他の犬の尿をなめたり、人の体をなめようとすることもあります。

しかし、過剰に摂取すると腎臓や心臓疾患の原因になり得るので注意が必要です。大切なのは適正な量であると言えます。ではどのくらいの塩分が適正なのでしょうか?
 

犬にとって必要なナトリウム量は?

体重1㎏あたり50㎎が適正な量と言われています。ポメラニアンなどの小型犬の場合は1.8~3.0㎏ぐらいの体重なので、例えば2㎏の犬だとすると100㎎が一日の摂取量の目安となります。

また10㎏の柴犬などの中型犬の場合は500㎎という具合です。ゴールデンレトリバーなど30㎏の大型犬なら1.5gが適正量となります。

ちなみにドッグフードペディア管理人の自宅の冷蔵庫にあるスライスチーズは1枚(15g)当たりナトリウムが77㎎含まれています。もちろん毎日人用のチーズを与える方はいないと思いますが、目安として体重2㎏の小型犬にはチーズ1枚半分のナトリウムで十分であると考えることができます。

市販されているドッグフードにはどれくらいの塩分が含まれているか?

サイエンスダイエットのシニア用のフードはナトリウムを制限し、全体量に対して0.33%としています。また、カナガンドッグフードやナチュラルドッグフードなどの無添加のドッグフードの多くは、海藻が配合されていて塩分をいくらか摂取できるように工夫されています。

犬にとっては素材そのものに含まれる塩分で十分なので、原材料に塩、ナトリウムと表記されているものは注意が必要で、過剰摂取にならないように気を付ける必要があります。また手作りのものを食べさせる場合は、逆に塩分が不足し過ぎていないか確認するようにしてください。

まとめ

こうして考えてみると、犬も人と同じように適量の塩分が必要であることが分かります。市販されているドッグフードには大抵塩分が含まれていますので、過剰に摂取してしまわないように気を付けたいものです。塩分についても過不足のないようにして愛犬の健康状態を見守りましょう!

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