森を守るため生態系を崩さないよう駆除した鹿を活用した鹿肉のドッグフードをブランド化
愛犬のためにドッグフードを探している際、どのような原材料を使用しているのか気になりませんか?
ドッグフードで主に使用されている原材料肉は鶏や牛、ラム、馬などが代表的なものですが今注目されているのは鹿肉を使用したドッグフードなんです。その活用理由も大変興味深いものでした。どのような理由からだったのでしょうか。
犬と相性のいい鹿肉
ドッグフードの原材料として代表的なものは、鶏や牛、ラム、馬などですが、ここ最近、鹿肉が大変注目されています。鹿肉は実は犬と非常に相性のいい食材でもあります。
- 鹿肉は他の肉よりも多くのタンパク質を含有
- 脂質も少なく非常にヘルシー
- 健康にいいとされる不飽和脂肪酸オメガ3や酵素も含有
生臭くなく愛犬の食いつきもいいとのことで、鹿肉を原材料としたドッグフードは人気急上昇中です。そんな鹿肉のドッグフードをブランド化することで、森を守ろうとする活動があることを知りました。
「駆除シカ肉をペットフードに ブランド商品化狙う」(毎日新聞より)
駆除したニホンジカをドッグフードにしブランド化や商品化することで、上手く活用していこうという興味深い事業です。
駆除した鹿肉を活用したドッグフード
鹿は森や農作物に被害をもたらす害獣として駆除されていることも多い動物です。全国各地で野生の鹿が増加しており、その被害も増え続けています。その被害額もかなりのものです。
長野県では2014年度に136頭、2015年度に220頭の鹿が駆除されましたが、1頭あたりにかかる焼却費用は15000円と安くなく、またハンターの数も減少していることから、経費をかけず有効活用、利益を出しながら地域活性もできるドッグフード化を決めたといいます。
森や自然の生態系を守りながらも、鹿の命もムダにしない、そんな思いで作られた駆除鹿肉を活用したドッグフードなのです。
まとめ
森や自然の生態系を壊してしまうほど増えてしまった鹿。そんな鹿を駆除するにはかなりの経費がかかり、農家の方や各自治体も手を焼いていたところにひらめいた画期的な活用策が、駆除した鹿を使ったドッグフードの開発です。
経費を抑えながら地域活性化もできる、自然と鹿の命に感謝しながら作られたドッグフードです。