ペットもスキンケアする時代。アレルギー予防にも効果的
アレルギーに悩むのは、人間だけでなく、ペットも同じだといいます。
アレルギー症状はなんらかのアレルゲンによって引き起こされますが、その症状の緩和にはスキンケアが重要であると言われています。どのようなものなのでしょうか。
ペットのアレルギー対策にはスキンケアが大事
ペットの皮膚に気になる症状が現れているという場合、もしかしたら食物アレルギーの可能性もあるんです。昨今、アレルギーを持っているペットが増加しており、アレルギー症状に悩まされている愛犬も珍しくないのです。
このようなペットのアレルギーの予防や緩和に、スキンケアが重視されているそうなんです。
「ペットのアレルギーは「スキンケア」で予防できる」(日経トレンディネットより)
しっかりとスキンケアし、乳幼児の段階から保湿してあげることが、アレルギー発症の予防になりますが、ペットの場合、まだその重要性は高まっていないと、日本動物医療センター(JAMC)グループ麻布十番犬猫クリニックの島田健一郎院長(日本獣医皮膚科学会認定医、獣医学博士)が指摘しています。
ペットのアレルギー症状であるアトピーの場合、どのようなスキンケアを行えばいいのでしょうか。
効果的なスキンケア方法
ペットのアレルギー症状の緩和や予防で重要なことは、この2つ。
- 皮膚を清潔に保つ
- しっかりと保湿する
刺激が強すぎない優しいシャンプーを使用し汚れを落としたら、肌のバリア機能を高めるよう、保湿成分であるセラミドやコレステロール、必須脂肪酸を配合された乳液を使用。
セラミド配合のサプリメントを活用するのも効果的だそうです。
皮膚バリア機能(経表皮水分蒸散量)を測定することが望まれる
ペットも人間と同じように、経表皮水分蒸散量(TEWL)、角層水分量、皮表pHなどを測定して、肌のバリア機能を検査することができます。
ただし、一般的な検査ではないうえ、その計測器などを使いこなせる医師も不足しているそうです。そのような検査の重要性が認知されることが、ペットのアレルギー症状の緩和に大きく影響すると言えます。
まとめ
アレルギー持ちのペットが増加している現在、それによる皮膚のトラブルも増加しているそうです。
そのようなアレルギー症状を緩和、そして予防するためには、肌のバリア機能を高めることができるスキンケアを日常的に行うことが重要とのことです。