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お花見シーズン!愛犬と一緒にお花見に行く際に注意すること~犬が桜や梅を食べても大丈夫?

2017.04.06

今年も桜が咲き、お花見の季節がやってきました。寒さも和らぎ、愛犬の散歩も楽しめる季節です。愛犬家としては、愛犬を連れてお花見をしたいと考える方も多いでしょう。
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そこで、犬は桜の花を食べてしまっても問題がないのかを始め、お花見についての疑問質問を調査しました。

犬が桜や梅を食べても大丈夫!?

桜の花びらが散っていると、散歩中に愛犬が花びらを拾い食いしてしまうことがあると思います。桜の花や梅を食べてしまったときはどうすればいいのでしょうか。桜の花や梅は、犬が食べてしまっても毒性はないとされています。ただ、食べ物ではないため極力食べさせないに越したことはありません。

また、梅の実も毒性は報告されていませんが、種などをそのまま飲み込んでしまうと危険な場合があります。愛犬が拾い食いをしないよう、事前に地面を良く確かめてリードを引くなどして回避しましょう。

愛犬をお花見に連れて行っても大丈夫?

桜が多く咲く公園などは、お花見スポットとして多くの観光客でにぎわいます。そのような場所に、愛犬連れていくことは可能なのでしょうか。

場所を選ぶ

多くの行楽客でにぎわう場所には、愛犬を連れて行かないほうが無難です。なぜかというと、宴会など食事を楽しむ方が多くいる場所だからです。

愛犬家にとっては、犬は家族のひとりですが、犬を飼っていない方からすると、毛が抜ける、匂い、トイレなどの衛生面や吠え声などが気になってしまう者です。また、そもそも犬が苦手・こわいという方もいるはずです。

そういった方とのトラブルを回避するためにも、お花見をはじめ、食事スポットには連れて行かないほうが良いでしょう。

人込みを避けたい理由

わんちゃん連れで人込みを避けてほしいのには、次のような理由もあります。

その1:毛の抜ける時期
この時期は、犬は冬の被毛から夏の被毛へ生え変わる為に、多くの毛が抜けます。食事をしている方が多い中で、抜け毛が舞ってしまうと周りに迷惑がかかります。お花見客がいる場所を通るときには、服を着せるなどしてなるべく抜け毛が舞うのを防ぎましょう。

その2:拾い食いをする
食事をしている行楽客が多い場所では、人間の食べ物が多くあります。犬の手の届く場所にたくさんの食べ物ががあるので、拾い食いのリスクが高まります。アルコールなどは犬にとって毒性のあるものなので、とても危険です。

その3:犬が嫌いな人もいる
愛犬家としてはもちろんわんちゃんは可愛い存在ですが、行楽客の中には、犬を嫌う人もいます。犬を連れている人がいるというだけで不快に思われることもあります。いくらしつけがきちんとできていても、犬自体を嫌がる方もいるため、大勢の人があるマル場所では、特に愛犬家は犬が苦手な人のことを配慮する必要があります。

愛犬家流のお花見を楽しもう!

愛犬家も、わんちゃんも、犬が苦手な人もお花見を楽しむためには、愛犬家の工夫が必要です。こんなポイントを守れば、愛犬と一緒に今しか見られない桜を楽しむことができますよ!

犬同伴可能な場所を探す

観光スポットの中には、犬同伴可能の場所もあります。そのような場所なら、思い切り愛犬と花見を楽しむことができます。東京都内では、代々木公園ドッグランなどが有名です。
代々木公園ドッグランホームページ

車内で楽しむ

桜の見える場所に車を止め、車内でお花見をするという方法もあります。車内であれば拾い食いなどの心配もなく、愛犬と一緒に桜を見ながら食事をすることでもできます。車内でお花見をする際には、愛犬の熱中症に気を付けることや、毛が飛び散らないようにドアや窓はあまり開けないように注意しましょう。

人の少ない隠れスポットを見つける

少し奥まった道などには、人目のつかない隠れスポットがあるかもしれません。天気の良い日のお散歩にいつもとコースを少し変えて、隠れスポットを探してみるのも良いかもしれません。

愛犬とお花見まとめ

愛犬が桜や梅を食べてしまったという話をよく耳にしますが、基本的に食べても害はありません。ただし、梅の実は種が大きくそのまま飲み込んでしまうと危険な可能性がある事や、拾い食いの癖をつけないためにも極力食べさせないようにしましょう。

人込みの多いお花見スポットは、行楽客が多く宴会など食事の場として使用することもあります。そのような場所には、犬を同伴するのは抜け毛や拾い食いなどトラブルの原因になりやすいため、極力避けましょう。愛犬を連れてお花見をする場合には

  • 犬同伴可能のお花見スポットに連れていく
  • 車内で楽しむ
  • 人の少ない場所を探す

などといった工夫をすると、迷惑をかけることなく愛犬と一緒にお花見を楽しむことができます。愛犬にとってお花見自体に興味はありませんが、飼い主が楽しそうにしている姿を見ると、喜びや楽しみを共感することができます。こうした飼い主とのスキンシップの場は、愛犬のストレス解消などにも効果があり、おすすめです。

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【執筆者】動物看護士 はら

動物看護士 harago

青山ケンネルカレッジ 動物看護学科卒業。愛玩動物介護士、ドッグライフカウンセラー、愛玩動物救命士、愛玩動物搬送士の資格を持ち、動物病院、フレンドアニマルメディカルセンター、ペットショップ、動物園等での勤務経験多数。飼い主さんとわんちゃんの幸せで安心な暮らしのために、情熱を込めてライター活動を行っています。