ドッグフードをふやかすには@水・お湯・ミルク?何がいいの?
ワンちゃんに与えるドッグフードですが、幼犬の時やシニア犬になった場合には食べやすさ、といったことも考えてふやかすようなこともあります。
問題になってくるのが、どんなモノでふやかしたらいいのか、といったことです。
ドッグフードをふやかす時に利用されやすいのが、
・水
・お湯
・ミルク
といったものです。
それらを利用してドッグフードをふやかすのはおすすめなのでしょうか。
それとも他にふやかすのに適切なものがあるのでしょうか。
徹底解説します。
■ドッグフードは「ぬるま湯」でふやかすべき!
・水の問題点
水でふやかすのもぬるま湯でふやかすのも一緒ではないか、と思うかも知れません。
しかし、食べるワンちゃんの胃腸に目を向けるべきなのです。
水でふやかすと、冷たい食事となってしまいます。
胃腸に関しては、ワンちゃんも冷えると問題が発生します。
おなかを壊すのです。
夏になると夏バテを起こして食事量が減ってしまうワンちゃんも居ますよね。
実は水を飲み過ぎて胃腸を冷やして、お腹の状態が悪くなっているのです。
水にふやかしてドッグフードを与えると、ドッグフードも冷えきってしまいます。
特に幼犬やシニア犬は胃腸の調子が悪くなっているケースも有り注意しなければなりません。
ワンちゃんの生命に関わってしまうこともあるのです。
特に冬に関しては、水もものすごく冷たいですよね。
仮にそのまま与えてしまえば、キンキンに冷えた食事を与えているのと同じ状態になってしまうのです。
水でふやかす、といったことはやめましょう。
・ミルクの問題点
栄養の方になってしまう可能性があります。
ミルクには脂肪分やタンパク質、さらにカルシウムやビタミンなど様々なものが含まれています。
健康的なものでもありますが、問題となってくるのが、栄養を摂取しすぎてしまう、といったことです。
そもそもワンちゃんはドッグフードだけでも栄養が足りるように考えられています。
ドッグフードだけでも身体は正常に機能します。
しかし、そこにミルクが加わってしまうと、肥満の原因になってしまうかもしれません。
ワンちゃんは基本的に食いしん坊なので、飼い主さんが制限してあげなければ、自分で食べる量を調節する、といったことは出来ません出された分だけ食べてしまうのです。
ミルクをかけてあげると喜んで食べるから、といったことでどんどん加える量を増やしてしまう飼い主さんもいますが、ワンちゃんにとっては大きな負担になってしまいかねません。
・お湯ではなくぬるま湯にする理由
高温にしてしまうと、ドッグフードに含まれている栄養価が壊れてしまうことがあります。
ドッグフードは基本的に加熱される、といったことは想定されていません。
そのままの温度で出されると思っているのです。
ですから、栄養に関してもそのまま食べることを想定して含まれています。
ビタミンなどの中には、高温にさらされると破壊されてしまうものもあるのです。
お湯の状態で与えてしまえば、特定の成分の摂取ができなくなり、栄養不足になってしまう確率が高まってしまいます。
ぬるま湯に関しては、ビタミンなどの栄養素を破壊するような危険性はありません。
さらに、ワンちゃんの胃腸などに負担をかけにくい、といったメリットもあるのです。
デメリットがないので、ぬるま湯で柔らかくする、といったことをおすすめさせてもらいます
おすすめ記事:ぬるま湯でふやかすのがおすすめなのはカナガンドッグフード
■ぬるま湯にどのくらいの時間ふやかしてあげればいいのか?
・5分から10分で構わない
そんなに長時間ぬるま湯につけておく必要はありません。
5分から10分でだいぶ柔らかくなるので、幼犬やシニア犬も食べやすくなります。
また、あまりに長時間ふやかしているとベチャベチャの状態になってしまうかもしれません。
食べづらい状態となってしまうのです。
また、長時間ふやかしておけばぬるま湯の温度も下がってしまい、ワンちゃんが食べる時には冷えきってしまっているかもしれません。
冷えきってしまわないうちに与えて下さい。
■健康的な成犬のドッグフードのふやかしたほうが良いって本当?
・口内環境が良くなる、との報告もある
ドライフードであれば、ドライフードのままで与えるべき、といった考え方があるのも確かです。
しかし、ドッグフードをふやかして与えることで、ワンちゃんの口内環境が良くなる、といった報告があることも事実です。
ドライフードをドライフードのまま与えてしまうと、食べ物のカスが歯についたままになってしまうケースが多く報告されています。
24時間でプラークになり、48時間で歯石になってしまう、なんて言われていますよね。
歯周病が発生してしまうかもしれません。
実はドッグフードをふやかして与えると、歯につきにくくなる、といったことも言われているのです。
歯石などができにくくなり、ワンちゃんの口内にも菌が繁殖しにくくなります。
その結果、歯周病が発生しにくくなるわけです。