1. ホーム
  2. ドッグフードのお得な情報コラム
  3. ≫寒い時期のドッグフードと水の温度はどれくらいが適温?食いつき対策のテクニック

寒い時期のドッグフードと水の温度はどれくらいが適温?食いつき対策のテクニック

寒い時期の愛犬の「食」に関する悩みで良く聞かれる、「寒いと食欲がなくなる」「水を飲まなくなる」に重点をおき、原因と対策について調査しました。
64

犬は寒さに強い動物じゃないの?

日本で暮らす犬は外で飼われていました。そのため、外気温に体が慣れていたため、寒さに強い傾向がありました。しかし、近年では温暖化が進んでいることや、室内でのみ生活する犬が増えています。いつも空調の効いた快適な空間で生活していると、体が気候の変化に弱くなり、少しの寒暖差でも体調に変化が出やすくなってしまいます。

また、トイプードルを始めとする「シングルコート」と呼ばれる犬種は、寒さから身を守るための被毛(内側の柔らかい毛)が存在しないため、寒さを苦手とします。

犬がさむがっているサイン

  • 水を飲む量が減る
  • 震えている
  • 部屋の隅や毛布などにくるまって丸くなっている

このような場合は、犬が寒がってるサインです。部屋を暖かくしたり、犬用の湯たんぽやアンカーなどを使用するなどして、環境を見直しましょう。

寒い時期に冷たい水道水をそのまま与えても大丈夫?

寒い冬場でも、基本的に常温の水道水で問題ありません。しかし、寒いと飲水量が減ることには対策が必要です。飲水量が減ると、以下のようなリスクが高まります。

  • 膀胱炎
  • 結石
  • 脱水症状
  • 腎臓の病気

犬に水を飲ませるには?

犬は舌を出して唾液を蒸発させることにより体温を下げる、「パウンティング」という行為をします。これは人間と違い皮膚から発汗させ、体温調節をすることができない犬特有の体温調節法です。冬場になるとパウンティングの量が減りることで、喉の渇きを感じにくくなってしまいます。

散歩で運動をする
散歩をして運動をすると、自然に喉が渇くため飲水を促すことができます。また、散歩には日ごろから外気温に体を慣れさせることで、寒暖差に強い体を作ることができるため、小型犬でもしっかりと散歩をする習慣を身に付けましょう。

小型犬にも散歩は必要!その理由とは!?

犬のダイエットを成功させるためのドッグフード・運動・目標設定

水を温める
水を飲まないときには、人肌程度に温めてみると良いでしょう。体が温まり新陳代謝があがるため、寒さ対策や胃腸が弱い犬に対しても効果的です。また、水をこまめに新しく変えるなど衛生面の配慮も必要です。

フードに水をかける
フードに水をかけると、フードと一緒に水分を摂取しやすくなります。また、人肌に温めたぬるま湯や、鶏スープ、犬用スープをかけると匂いが増しフードの食いつきも良くなります。

犬が餌を食べない原因は?食いつきアップのテクニックと犬種別の対処法

犬は寒いと食欲が落ちる?

基本的に「寒い時期に食欲が落ちる」ということはありません。秋から冬にかけては脂肪を蓄える必要があるため、食欲は増える傾向にあります。逆に春や夏は狩りをしたり暑い気温に対応できるよう、脂肪を減らす理由から食欲が落ちやすくなります。

しかし、寒暖差に慣れていない室内犬や免疫力の弱い子犬老犬、寒さに弱い犬種では、寒さのために食欲が落ちてしまうこともあります。寒さで食欲が落ちた場合には、フードを温めてあげるのが良いでしょう。

犬は臭いの強いものを「おいしい」と感じる性質があります。そのため、フライパンやレンジを使って人肌程度に温めると、フードの香りが強くなるため食欲を促進させる効果が期待できます。

また、飲水が減っている犬に対しては、お湯でふやかしたり、温めた犬用のスープや鶏スープをかけてあげることも効果的です。しかし、毎日与えていると、普段のフードを食べなくなってしまう可能性があります。

柔らかいフードは歯石がつきやすかったり、顎の骨や歯が弱くなってしまいます。また、薄味とはいえスープは塩分の摂りすぎにつながるため、食欲不振が続くような場合にのみ与えるようにしましょう。

寒い時期のフードや水の適温まとめ

基本的に寒い時期に食欲が落ちることはありません。また、水も常温の水道水で問題ありません。しかし、トイプードルなどシングルコートの犬種や、免疫力の弱いパピーシニア犬は寒さに弱く、そのため飲水や食欲が低下する場合があります。

そのような場合の対策としては、散歩で運動をさせることや、水やフードを人肌程度に温める、フードに水やスープをかけることが効果的です。

普段から散歩をさせ、寒暖差に強い体を作ることで、寒い時期の食欲低下や飲水の減りを回避することが可能です。また、食欲がない場合は寒さ以外にも病気やケガなどが原因の場合があります。食欲や飲水量を毎日把握するなど、日ごろから健康状態をよく観察することが大切です。

よく読まれている記事