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室内犬にもケージは必要!メリットは5つもあります。ドッグフードのあげ方とも大いに関係あり!

室内のみで飼育している愛犬に「ケージ」を使用していますか?一応あるけど普段は使っていないという方も多いのではないでしょうか。実は愛犬にとって「ケージ」はとても重要です。では、なぜ「ケージ」は必要なのでしょうか?その理由を見ていきましょう。
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ケージを使用しない飼い主の意見

室内犬にケージを使用しない方も多くいます。「なぜケージを使わないのか」飼い主さんの意見を調査しました。

ケージは反対!良く聞く意見

  • オリに閉じ込めておくのは可哀想
  • ケージを嫌がる(入れると鳴くなど)
  • トイレと食事場が近いのは不衛生
  • 家を留守にする時間が短いので必要ない

調査の結果、上記のような意見が多く聞かれました。多かった意見が「必要ない」や「可哀想」などの飼い主さん視点でした。しかし、実際に犬はどう考えているのでしょう?

室内犬にケージは必要!5つの理由

犬の習性や安全面を考えると、ケージは必要です。上記で紹介した「ケージを置かない飼い主さんの意見」と比較しながら、必要性を見ていきましょう。

理由その1:「居場所」が出来る

犬は元々穴倉を巣穴にして生活してきました。いまでもその習性が残っているため、犬にとってケージなどの狭い空間はストレスではなく、逆に安心できる場所なのです。「閉じ込めているみたいで可哀想」ということは人間の考えであり、犬は巣穴だと思っています。

また、ケージは愛犬にとって大切な「自分の居場所」です。この居場所を作ってげることはとても重要です。ケージを愛犬の居場所にしてあげることで、安心して眠ったり、リラックスすることができるのです。

ケージに入れると鳴く、というのは愛犬の甘えです。「寂しいから鳴く」のではなく、「鳴けば出してもらえる」と思って鳴いているのです。犬はとても頭が良い動物ですので、しっかりと学習します。愛犬が鳴いても毅然とした態度でいることが大切です。「鳴いても無駄」と思えば、ケージに入れた際に鳴くこともなくなるはずです。

理由その2:愛犬の安全を守る

人間が生活する「家」の中には、犬にとって危険なものが多く存在します。留守にするときはもちろんですが、家に人がいるからといって油断はできません。うっかり落としてしまった「薬」や「輪ゴム」などを誤飲してしまうと、とても危険です。また、買い物から帰った際、ちょっと荷物を置いたすきに中の物を口に入れてしまったら・・・。

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犬は口に入れて確かめる習性があるため、人間の生活空間には危険が一杯なのです。回避するにはケージから出して遊ぶ時間を決め、ケージから愛犬を出す前にはしっかりと部屋の安全確認をし、出している時間はしっかりと愛犬の行動を見守ることが大切です。

1日中自由にしておくと、どうしても目を離す時間が出来るため、いたずらや事故のリスクが高まります。また、いたずらが防止できれば、飼い主が愛犬を叱る頻度も減りますので、飼い主も愛犬もストレスを感じることが減り、良い関係を築きやすくなるというメリットもあります。

理由その3:あらゆる場面で愛犬のストレスを経験する

ハウスを覚えさせることは、しつけの一環でもあります。これを「ハウストレーニング」と呼びます。普段からハウスに入る習慣を身に着けるハウストレーニングができていると、お出かけの時や病院に連れていく際、突然の入院など、ケージに入れなくてはならない場合に、愛犬にかかるストレスを軽減させることが出来ます。

突然の来客の際にもハウスは重要です。いつも自由にさせているのに、第三者の訪問のたびにケージに入れられると、ケージに入れられることや客人に対してストレスや敵意を感じるようになってしまいます。普段からハウストレーニングが出来ていれば、突然ケージに入れなくてはならなくなった場合にも、ハウスに対して嫌なイメージがないためストレスになりません。

ケージを嫌う場合、「叱った後にケージに入れる」「飼い主の都合の悪い場合のみケージに入れる」ことをしていませんか?このような使い方をすれば、愛犬は当然ケージを嫌な場所だと思い嫌いになってしまいます。普段からケージに入れる習慣を身に着けることが大切です。

理由その4:社会性が身につく

犬はもともと完全なる縦社会で生活してきました。そのため、生活の上で順位付けをします。いつも飼い主と同じ場所で自由に生活していると、愛犬は自分のほうが順位が上だと勘違いしてしまいます。そうすると、飼い主のいうことを聞かなくなってしまいます。

愛犬を遊ばせる時間と、ハウスに入れる時間のめりはりを作ることで、しっかりとした上下関係を築くことができます。愛犬を一番下の順位に格付けしてあげることで、飼い主を始め自分より順位が上のものすべてから守ってもらえるという安心感を得ることができます。また、順位が上のものの言うことは絶対ですので、しつけがしやすくなるというメリットもあります。

理由その5:多頭飼いの食事管理がしやすい

特に多頭飼いをしている場合に多く見られるのが、一度にエサを与えるとどの犬がどれだけ食事を摂ったかが分からくなってしまうことです。犬は順位が強い物からエサにありつける習性があるため、順位の高い犬は食べ過ぎ、順位の低い犬は食いそびれてしまう可能性があります。

ケージの中で食事をする習慣を付ければ、順位を気にせずゆっくりと食事をすることが可能になり、食欲の有無などの健康管理にも役立ちます。また、全ての犬に同じドッグフードを与えれば良いというわけではありません。年齢や体質、体重などによって与える種類や給餌量は異なるため、ケージを利用してそれぞれに合ったドッグフードを与えましょう。

室内犬にケージは必要?まとめ

愛犬をケージに入れるのは可哀想、必要ないと考えている方も多いと思いますが、愛犬の立場で考えるとそれは間違っています。愛犬をケージに入れる習慣を身に着けることは、以下のようなメリットがあります。

  • 愛犬にとって安心できる「居場所」ができる
  • いたずらや事故を回避できる
  • ケージに入ることにストレスを感じなくなる
  • 犬の習性である縦社会が身につき、安心感を得ることができる
  • 愛犬の食事管理がしやすい

犬の習性や習慣から考えると、ケージに入れることはメリットがたくさんです。私たち人間の気持ちを押し付けることは、決して良いことなかりとは限りません。

ケージの中にはトイレや水なども置くため、不衛生なのではという意見も見られました。ケージには中を仕切れるタイプもありますので、「トイレ」と「食事・寝床」に分けることも可能です。それでも気になる場合は、ケージをサークルで囲い、トイレ食事場と話した場所に置くなど、工夫次第で問題を回避することが可能です。

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