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生肉とドッグフード栄養価が高いのはどちら?

主な生肉の栄養価は?その安全性は?

市販されているお肉の栄養価は種類によってことなります。また、いくら人間用の精肉といっても、生のままで与えることの安全性って実際どうなのでしょうか。

犬に必要な栄養バランスは?

<犬と人間に必要な3大栄養素 バランスの違い>

3大栄養素 人間
タンパク質 20% 15%
脂質 15% 20%
炭水化物 60% 65%

犬は本来肉食の生き物と言われていますが、長く人間と共に暮らす歴史の中で雑食性が進んで今に至りますが、やはり人間に必要な栄養バランスと比較すると、犬は人間よりも肉をメインとするタンパク質を必要とする動物なのがわかりますね。

生肉100gあたりの栄養価はこんなに違う!

もしも、愛犬に生肉だけを与えた場合、本当に栄養価の高い食事を与えられることになるのでしょうか?
スーパーで売られているお肉、犬用の生肉として人気の高い素材、それぞれ100gあたりのカロリーと3大栄養素のバランスを調べてみました。

<牛肉(モモ肉)>
カロリー 182kcal
タンパク質 21.2g(%)
脂質 9.6g(%)
炭水化物 0.5g(%)

<豚肉(モモ肉)>
カロリー 183kcal (%)
タンパク質 20.5g(%)
脂質 10.2g(%)
炭水化物 0.2g(%)

<鶏肉(ささみ)>
カロリー 105kcal (%)
タンパク質 23.0g(%)
脂質 0.8g(%)
炭水化物 0.0g(%)

<馬肉(赤身)>
カロリー 110kcal (%)
タンパク質 20.1g(%)
脂質 2.5g(%)
炭水化物 0.3g(%)

<鹿肉(赤身)>
カロリー 110kcal (%)
タンパク質 22.3g(%)
脂質 1.5g(%)
炭水化物 0.5g(%)

肉の種類によって、これほどまでにカロリーに差があるのですね。そして、確かに生肉のタンパク質の栄養価に注目すると、どれも犬に必要なタンパク質のスコアをクリアしています。鶏ささみは低カロリーでタンパク質が豊富。生食として人気の馬肉や鹿肉は程良く脂質を含んでいることもよくわかります。しかしながら、どの肉の栄養バランスを見ても、タンパク質は摂取できそうですが、犬に必要な栄養素の60%を占める炭水化物が著しく不足することが明確です。

スーパーで売っているお肉は生肉で与えられる?

実は、スーパーで手に入る加熱用として販売されている精肉(牛、豚、鶏)は生で与えられるものがほとんどありません。スーパーで加熱用として販売されている精肉には寄生虫が発生しやすく、低温でもウィルスが繁殖しやすいため必ず加熱しなくてはなりません。

犬だからといって、寄生虫やウィルスに強いとは限らず、もしも愛犬がサルモネラ菌などを保有してしまうと愛犬が健康を害することはもちろん、そのウィルスが家族にも感染してしまう可能性があるのです。

こうした理由から、愛犬に安全な生肉を与える場合は、生食が許可されたお肉を専門店から購入するしかないのが実情です。そうなると、気軽に与えられる食材としてはますます遠のいてしまいますね。

良質な肉の栄養を愛犬に摂取させるための近道は?

生肉を与えても、それだけでは栄養バランスが保つことができません。とはいえ、不足する栄養素を計算してドッグフードを自作するのは手間も時間もかかってしまいます。

愛犬の食事で栄養価の高いタンパク質を与えたい場合、やはり一番の近道は良質なお肉が含まれていて、必要な栄養バランスが保たれているドッグフードを選ぶことが近道なようです。フードの原料となるお肉にどんな原料が使われているか、栄養価やその安全性もしっかり選ぶポイントとしても見極めたいものですね。

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