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「ドッグフードより残飯がいい」は本当?犬にとってのメリットデメリットを追求

今ほど愛犬家の数が多くなかったその昔、日本では犬はあくまでペットであり、人間が食べた余りもの、いわゆる残飯を食べていた時代がありました。

時は流れ、現在では愛犬の健康のためにさまざまなドッグフードが販売されていますが、もしかすると残飯は犬いとってプラスなのではないかという説がちらほら聞こえてきます。
その説は本当のところどうなのか、気になって調べてみました。

都市伝説のような噂。残飯で長生きは本当?

まことしやかにささやかれている愛犬についての噂をご存じでしょうか?それは、残飯を与えられている愛犬は長寿をまっとうしているということ。ドッグフードではなく、残飯、人間の食べ残しを食べている犬の方が長生きするというのです。

そんなことはまったく信じていなかった私ですが、どうしても気になったため調べてみることに。昔の日本人は、残飯を犬に与えていたようです。犬は残飯処理を担っていたといってもいいでしょう。

日本がまだあまり豊かではなかった時代、犬のために犬専用の食事を作る余裕はなかったと考えられます。日本にドッグフードなるものはまだなく、ドッグフードは日本に入ってきたのは戦後のことでした。

その時代でも一部の階級だけにしか知られてなく、一般市民にドッグフードが知られるようになったのは高度経済成長期真っ只中の1975年あたりです。そんな時代でもたくましく生き抜いていた日本の犬たちが存在したのは確かですが、残飯を与えるから長生きするのかというとそうではないようです。

犬には与えてはいけない食材がある

実は犬には与えては行けない食材があります。もし与えてしまうと、命まで落としかねないものもあり、人間が食べているから安心だとは決して言えません。人間の食べ物が毒になる場合があるのです。残飯を与える際のデメリットといえるでしょう。

  • タマネギやニラ、長ネギなどのネギ類
  • キシリトール
  • チョコレートやココアなどのカカオ類
  • ナッツ類
  • アボカド
  • レーズンやぶどう
  • 魚介類
  • ニンニク
  • 豚肉など

これらはごく一部のとても危険なもので、その他にも悪い影響を与える食材はたくさんあります。その昔の日本でも使われていた食材も含まれており、もしも口にしてしまうと健康を維持することは難しいものもあるため、残飯であるから長生きするという説はあまり説得力がないように感じます。

残飯食にもメリットはあるの?

もともと犬は肉食動物であり、体の仕組みもそのようにできています。厳選された犬専用のドッグフードを与えることが一番ではないかと思いますが、残飯のメリットを挙げるとしたらこのようなものが考えられます。

  • 味が変わるため飽きない
  • 豊富な食材からさまざまな栄養素を摂取できる

日本人の大好きな味噌汁は発酵食品であり、腸内環境を整える働きがあります。ただし塩分もとても多いため、愛犬に与えるとすれば水を足し薄めるなどの工夫が必要です。

愛犬の体調を考慮しながら、与えてはいけないものを除き、足りないものをプラスするなどの細かい調整が大切になってきます。

ベストバランスの栄養素に整えるのは難しい

色々調べた結果、残飯を愛犬に与えるは正しい知識がなければ難しいという結論になりました。必要な栄養素をベストバランスで調整することは、時間もお金もかなりの負担になってしまいそうです。

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