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【ダイエット・減量】肥満ぎみなワンちゃんの体重管理!健康的な食事やおすすめの運動法など

肥満改善・ダイエット 獣医に聞いてきました
太ると分かってはいても、ついついあげてしまうおやつ。「欲しそうに見つめられるとね。。。」と私たちの食べ物を上げてしまったり。おいしそうに食べるし、おねだりをされると少しくらいならと思ってしまいますよね。

でも、肥満は万病のもと!愛犬の健康維持のために、体重管理は飼い主さんの大切な役目でもあります。

ダイエットのコツは人間と同じです。食事(ドッグフード)やおやつから取るカロリーを抑えながら、運動をすることです。

ここでは、太りすぎのワンちゃんや、スリムな体系を維持するためのケア方法やドッグフードの選び方を紹介!さらにムリなく減量するための運動についても解説していきます。

【ダイエット・減量】まずは目標を立てよう

まずは目標を立てましょう。

減量プランを獣医とともに計画し、定期チェックをしながら挫折しないように頑張りましょう。

また、ダイエット成功例なども参考にして、計画の立て方や、つらい時期の乗り切り方など、参考にしながら頑張るのもよいと思います。

無理なダイエットは禁物

怒る

この時、大切なのは無理なダイエットはせず、少しずつゆっくりしたペースを心がけることです。

なぜなら、ワンちゃんからしてみると、急に食事量を減らされたり、おやつをもらえなくなることは、意地悪をされていると感じてしまう事があり、そのせいで、いたずらが増えたり、攻撃的になるなんて事もあります。

時には異物を食べたり、便を食べるようになる可能性があるので要注意です。

犬のダイエットは、ワンちゃん自身が「いつまでに痩せるぞ!」などといった自覚はない状態でスタートします。急激にダイエットするのは苦痛にしかならないのです。

目安を定めてスタートしよう

太るのは簡単ですが、痩せるのには時間がかかります。

1年間に1kgの減量をすると1カ月で85gの減量が可能です。

もう少し頑張れそうだったら、1年間に2kg減量で、1カ月に170gの原料が可能です。このように大体の目安をもって少しづつ確実にゆっくり痩せていきましょう

ドッグフードの袋には摂取カロリーが書いてありますが、これは標準的なドッグフードの量になります。

減量するためには減量用のカロリー計算をする必要があります。

獣医師広報版の犬のカロリー計算」があるので、参考にしてみましょう。

【ダイエット・減量】食事の見直し ドッグフードをチェック

ドッグフードまず大切なのが、の肥満に配慮して、低脂肪・低カロリーに仕上げたフードであるということです。

この時「体に必要な栄養分は摂取して健康的に痩せること」を忘れないようにしましょう。

量が減ることでカロリーは減っても、体を維持するために必要な栄養分も足りなくなってしまっては良くありません。

そして満腹感も大切です。カロリーを減らすために今までより量が少なくなってしまっては、ワンちゃんはすぐにお腹がすいてしまいます。

また予防のためにはドッグフードに記載されているエサの量を守って与えるようにしましょう。

与えるドッグフードの原材料や品質もしっかりチェックが必要です。

ドッグフードは以下の点をチェックして購入しましょう。

獣医OK◎低脂肪・低カロリーでも栄養がしっかり摂れる
◎食物繊維を配合することで、少ない量でも満腹感が得られる
◎副産物などが含まれていない

【ダイエット・減量】運動の見直し 運動の種類やお散歩時間をチェック

運動ダイエットに運動は欠かせません。

ワンちゃんと一緒に楽しみながらできる運動をおすすめします。

オススメの運動の種類

  • お散歩
  • ドッグランへ行く
  • アジリティトレーニング
  • フリスビーで遊ぶ


お散歩の目安時間
通常のお散歩の時間は
小型犬:30分
中型犬・大型犬:60分
程度が目安とされています。

ダイエットを目的とするならば、この時間より少し長めが良いでしょう。

お散歩は、飼い主さんのペースに合わせて歩くことが多いので、時にはドッグランで走るのもよいと思います。

また、アジリティトレーニングやフリスビーは運動量が多く、かなりのカロリー消費が期待できるので、おすすめです。ただし高齢の犬たちには向きません。

減量・ダイエットによくある質問Q&A

もっと食べたいとねだられると飼い主もつらいです。犬も飼い主もストレスのないダイエット方法はありますか?
満腹感が得られる工夫が大切

満腹感のないダイエットは続かないと思います。カロリーが高いフードの量を減らすのではなく、体重管理に配慮し低脂肪・低カロリーに仕上げたフードを与えましょう。
サツマイモなどの食物繊維を配合することで、満腹感を保つことができます。

ダイエット用のサプリメントも使った方がいいんでしょうか?
時にはサプリに頼るのも◎

まずはドッグフードの低カロリーのフードを与えて管理するように頑張りましょう。それでも変化が感じられない時には、サプリメントを利用するのもよいと思います。初めからサプリのみで対応するのはあまりおすすめできません。

手作り食でダイエットさせた方がいいのではないかと考えていますがいかがでしょうか?
基本は適切な栄養バランスのドッグフードを!

ダイエットに関わらず、ワンちゃんにはバランスの取れた食事が必要になり、これにはしっかりとした知識が必要になります。安易にカロリーを下げた手作り食であればいいというわけではありません。栄養バランスが悪くなるなることで、毛艶が悪くなったり、やつれた感じになる可能性もあります。ドッグフードをメインにし手作り食を少々混ぜるのは良いと思いますよ。

メインをドライフード、おやつを手作りにしてカロリーダウンしようと思います。おすすめの手作りおやつを教えてください。
ゼリー、ささみのジャーキー、砂肝ジャーキーなどがオススメ

ゼリーやささみのジャーキー、砂肝ジャーキーなどカロリーが低く、脂肪分も低いのでお勧めです。ひと手間加えるなら、ボーロも簡単でカロリーが低いのでおすすめです。

器具を使ったジョギングや水泳などでダイエットさせてくれる犬の合宿があると聞きましたが、どうでしょうか
利用するのもよいでしょう

実際に出向いて説明を受け、見学などをしっかりしてから決めましょう。自宅ではなかなかうまくいかない場合は利用するのもよいと思います。合宿で体重が落ちた後も、しっかり維持していきましょう。

まとめ

現在では、40%近くのワンちゃんが肥満、または重度の肥満と言われています。

大切なのは、結果を急いでの無理なダイエットはしないことと、きれいにダイエットするために栄養バランスを極端に崩さないように気をつけることです。

また「少しくらいならいいかな」の積み重ねが、体重オーバーにつながります。

おやつは1日の必要カロリー量の中に含めて肥満にならないように気をつけましょう。

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